加古川南 出張所 所在地:兵庫県加古川市尾上町池田1844-1

最寄バス停:サザンプラザ前(かこバス)
1.営業所の概要  加古川南出張所は、播神運輸の会社清算によって、神鋼加古川及び神鋼高砂特定輸送を神姫バスが一手に引き受ける事によって開設され、通称南車庫と呼ばれています。
 所在地は、旧播神運輸の車庫であり、受け持ち路線は神鋼加古川及び神鋼高砂特定輸送と、加古川市コミュニティバス、高砂市コミュニテイィバスであり、一般定期路線を受け持っていない異色の出張所です。2009年春に、神戸製鋼所加古川製鉄所のエコ通勤が本格的に開始され、それに合わせて車両の大幅増車が行われ、加古川南出張所に収まりきれない為に、神戸製鋼加古川製鉄所正門付近に、新たに出先車庫が設けられました。
 なお、加古川営業所の出張所のため、所属表記は「加」となっています。

神鋼前車庫 2.車両の概要 加古川南受け持ちの、かこバス尾の上線で活躍するニューポンチョ 友沢にて 加古川南出張所には、46台の車両が在籍しています。内訳は、貸切運用車2台を含む特高車9台、大型路線車20台、コミバス用小型路線車14台、それに小型貸切車3台です。

 特高車は、全て中国ハイウェイバスやハーバーライナーで活躍して居た車両で、トイレ無し車両です。なお、排ガス規制対象地域のため車齢が比較的若く、最古参は98年式車です。特高車7台が、神鋼加古川特定輸送で活躍していますが、残り2台は貸切登録されており、小口送迎などで活躍しています。

 大型路線車は、20台が神鋼高砂特定輸送と神鋼加古川特定輸送で活躍しています。
 神鋼高砂特定輸送には、6台が専属で当たっており、三菱ふそうのワンステップバス1台と、ツーステップバス4台、元淡路交通のいすゞキュービック1台です。キュービックと三菱車2台は、行先表示機がLED化されており、「神姫」の表示で運用に就いていますが、幕式の3台は「KOBELCO」幕で、運用されています。

 神鋼加古川特定輸送車は、14台が専属で当たっています。元淡路交通のエルガワンステップバス1台と、日野ブルーリボンシティハイブリッド1台以外は、全て三菱車です。三菱車は、2台のノンステップバス以外は、全てツーステップバスですが、ノンステップバスのうち1台は、元サンプルカーの前後扉車です。14台全てが、LED化されており、「3CC」や「二俣・東加古川駅前」と言った、専用の行先表示を掲出しています。また、フロントと側面に「神鋼専用」と書かれた、マグネットシールが貼り付けられており、一般の方の誤乗防止を図っています。

 小型路線車は、かこバス用が10台と、じょうとんバス用が3台、共通予備車が1台在籍しています。かこバス用は、尾上線の3台は日野ニューポンチョです。別府・東加古川線は、5台がエアロミディノンステップバスで、2台はワンステップバスです。じょうとんバスは、3台全てがエアロミディのワンステップバスで、それぞれ専用塗装で活躍しています。なお、共通予備車は、エアロミディワンステップバスで、神姫バスカラーのままステッカーを貼って活躍します。

 また、神戸製鋼構内見学等に使用される貸切車として、ローザが3台在籍しています。こちらは、神姫バスカラーではなく、全く異色の存在です。
3.路線の概要  加古川南出張所の担当路線である、神鋼加古川及び神鋼高砂特定輸送路線には、残念ながら乗車することは出来ません。ただし、毎年秋に開催される神鋼加古川フェスティバルの送迎輸送では、特定輸送専用車が活躍しますので、その時だけは乗車することが出来ます。

 コミュニティバスは、かこバスは加古川駅を基点に、東加古川ルート・別府ルート・尾上ルートの3路線があり、東加古川と別府は、30分間隔、尾上は1時間間隔で運行されています。なお加古川駅は、東加古川と別府は南口から、尾上ルートは北口から発着しています。

 じょうとんバスは、山陽電車の高砂駅を基点に宝殿駅方面(ふれあいの里生石)、鹿島神社、北浜の3方向4ルートが運行されています。宝殿駅方面がメインルートで、鹿島神社方面は旧国鉄高砂線の高砂駅(バス停名は高砂南)から発着しています。