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 明 石 営 業 所
所在地:兵庫県神戸市西区南別府2丁目1番地2号

最寄バス停:南別府車庫もしくは南別府1丁目
1.営業所の概要
 明石主管営業所は、明石と名乗りながらも所在地は神戸市西区になります。元々は、山陽電鉄明石駅付近に存在していたのですが、2度の移転を経て現在の場所にやってきました。場所柄、伊川谷車庫や南別府車庫と呼ばれています。
 以前は、プリンセスロード長崎線も担当していた時期もあり、共同運行の長崎バスも三ノ宮から明石まで回送してきていました。
 明石には、兵庫県免許試験場や神戸学院大学があるため、免許受験生や更新者、学生輸送が盛んにおこなわれているのが特徴です。
 2012年春、明石市交通部の事業撤退により多くの路線を受け継いだことから大量増車となり、出先車庫として新たに白水車庫が建設されました。

白水車庫
2.車両の概要
東朝霧丘循環線の専用車32270 明石駅北口にて 明石営業所には、現在80台の車両が所属しています。内訳は、特高車2台(トイレ無し)、一般路線車78台です。一般路線車78台全ての車両の行先表示機がLED化されています。

 一般路線車78台中72台が大型路線車で、半数強の55台が三菱車です。55台中44台がワンステップバスで、11台がノンステップバスです。
 2005年に神戸市交通局の路線移譲を受けた際に、姫路から日野車が転属して来ました。その後、神戸市交通局から移籍してきた日野ツーステップバスも配属されたこともありましたが、ツーステップバスは排ガス規制によってすべて転出しており、現在は姫路から転属となったブルーリボンUのノンステップバス1台とワンステップバス5台の6台が配属されています。
 近年は元淡路交通のいすゞ車が移籍・配属されており、6台のエルガワンステップバスが在籍しています。

 また、2012年には姫路から元姫路企業局の日デ大型ノンステップバス6台が転属してきました。これにより、明石には4メーカー全ての車両が揃っています。

 2009年4月より、明石市交通部貴崎・藤江線の路線移譲を受けた際に、中型車が配属されるようになり、姫路市企業局から移籍してきたエルガミオのノンステップバス2台とエアロミディのノンステップバス2台が配属されています。

 2012年春の明石市交通部事業撤退の際には、新路線として東朝霧丘循環線が開設され狭隘路線であることからポンチョ2台が線用車として配属されました。

 特高車は、2台が在籍しており、神戸学院大学ポートアイランドキャンパス線に使用されております。

3.路線の概要
 明石営業所担当路線は、明石駅を拠点とする路線をメインに走っています。全路線に系統番号が付与されていますが、姫路のように統一されておらず、複雑な印象を受けます。
 西神・大久保・三木車との共同運行路線が多く、明石営業所単独運行路線は殆どありません。また、免許試験場や神戸学院大学への需要が高いため、朝は、相当数のバスが免許試験場方面へ向かって行きます。

 神戸学院関連では、神戸学院大学から第二神明・阪神高速を経由して、神戸学院大学ポートアイランドキャンパスを結ぶ路線があります。これは、2007年の神戸学院大学ポートアイランドキャンパス開校時に開設された路線で、明石営業所と神戸営業所の特高車が対応しています。

 基本的に、明石市内及び神戸市が担当ですが、例外で岩屋シャトルがありました。これは、神戸淡路鳴門自動車道の神戸側高速道路上にある高速舞子バス停から、明石海峡大橋を渡り道の駅あわじ(一部便)岩屋ポート・あわじ夢舞台(一部便)を結ぶ路線で、神戸山陽バス・本四海峡バス・淡路交通との共同運行路線です。当初は、特高車を使用していましたが、1883と1884の2台のエルガにシフトされました。このエルガは、元淡路交通車であり、毎日が里帰りとなっています。また、神姫の一般路線車が唯一淡路島へ渡る路線でもありましたが、残念ながら不採算を理由に、2009年3月末をもって路線廃止されました。

 2012年3月17日より、明石市交通部の事業撤退に伴い、明舞団地方面への路線を引き継ぐこととなりました。この時、既存路線の引き継ぎのほか錦城中学校経由西神南線などの新路線も合わせて開設されています。