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 加 古 川 営 業 所
所在地:兵庫県加古川市神野町石守1-95

最寄バス停:加古川営業所
1.営業所の概要
 神姫バスの前身である神姫自動車が昭和2年8月8日に運行開始した路線は、加古川〜尾上間3.2キロでした。その時に、駅前に車庫があったと言われていますので、この車庫が加古川営業所の前身と言っても過言ではないでしょう。
 加古川営業所は、数回移転しており、現在の場所に移転してきたのは2003年3月のことです。そのため、建物は比較的新しく、車庫も効率的にこじんまりとしています。
 現在の場所に移転した事により、加古川駅と営業所の間の距離が伸びたため、移転当初は加古川郵便局の裏側に操車場が設けられていました。現在は、JR山陽本線の高架化により加古川駅東側の高架下に、操車場が移転しており、運用の効率化が図られています。
 また、受け持ち路線の運用効率化のために、上新田北口に出先車庫が設けられています。

上新田車庫(但しバス停名は上新田北口)
2.車両の概要
元姫路市交通局のUD中型も加古川で活躍しています 加古川駅にて 加古川営業所には、現在53台の車両が所属しています。内訳は、特高車9台、一般路線車44台です。
 一般路線車44台のうち、大型車は、元淡路交通のいすゞキュービック2台とエルガワンステップバス4台、ワンロマ車1台のみで、残りの38台は全て中型車です。なお、3台在籍するエルガワンステップバスは、神鋼加古川特定輸送用であり、一般の人が乗車することは出来ません。

 中型車36台のうち、26台は三菱ふそう車でツーステップバス1台ワンステップバス7台で、残り18台はノンステップバスです。
 他の中型車は、日野ツーステップバス4台、元淡路交通のいすゞエルガミオ6台です。
 中型車が圧倒的に多いものの、低床化率も圧倒的に高いのが加古川営業所の路線車の特徴です。

 また、2007年夏に行先表示機がこれまでの幕式からLEDに改造されました。

 特高車は、神戸製鋼加古川製鉄所の特定輸送を請け負っている関係で、9台が在籍しています。全てトイレ無しの車両ですが、排ガス規制対象地域のため車齢が若く最高年式車が49代となっています。

3.路線の概要
 加古川営業所担当路線は、大部分が加古川駅発着ではありますが、一部に土山駅や播磨町駅・東加古川駅発着の系統があります。

 加古川駅発着系統は、主に加古川市内発着のため運行距離は比較的短いですが、一部には加古川〜明石線のような長距離路線も存在しています。また、加古川から明石へ行った後、明石〜土山間の区間運転をおこなったりもしています。

 土山駅発着系統は、北口と南口に分かれており、北口からは明石行き、電鉄小野行き(厄神前・上新田北口)、母里・三木行きがそれぞれ発着しています。明石行きは、加古川車以外にも明石・西神・大久保車も運行しています。
 南口からは、新島中央公園循環が運行されており、こちらは通勤路線のため朝・夕のみの運行です。

 また、一般の方の乗車は出来ませんが、加古川駅北口・東加古川駅・二俣からそれぞれ、神戸製鋼加古川製鉄所への特定輸送路線も運行しており、各乗り場に神姫バスのバス停が立っています。